雨宿り
営業で歩いていたら、突然の稲光と雷鳴。
R122をくぐるトンネルがあったと思いつく。あんまりひどいと地下道は浸水して車が水没したりするんだよなという恐怖の光景も思い浮かぶのだが、水没しそうになったら、トンネルから出ればいいだけの話だと納得して、移動を始める。
途中、雨が強く降り出したので、アパートの外階段の下にいったん避難。また雨が止んだので、トンネルまで駆け込む。途端に豪雨となる。トンネルの入り口付近にいったん落ち着いたのだが、吹き込む風雨はシャワー状態となり、ずっと奥をめざし、どちらかといえば、反対側の出口に近いほうまで移動して、何とかずぶ濡れを逃れた。
半袖では寒いくらいに気温が低下し、時折り、車がすごい勢いでくぐってゆく。
一時間近く雨宿りして、外に出ると、夕日が沈むところだった。
お客さんの家を訪ねて、空の広さと夕焼けが、この辺はいいところだねえ、という言葉に大きくうなずいたのだった。
日暮れ間際にはコケコケッと泣きわめいて散歩しているニワトリさんに出くわしたのだった。時間に取り残されたようなエリアであるなあ。