シュンの日記なページ

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警察がやってきた夜

 仕事を早めに終えて(本来は休日だからね)、北本に散髪に出かける。
 帰ってから食事の準備をして、さあ、とTVに向き合うのは21時を過ぎてからだ。さいたまダービーだ。
 前半は、ほとんどアルディージャ・ペースだった。ペトロが試合後インタビューでアルディージャの攻撃シーンが少なかったとの印象を語るが、とんでもない、レッズはアルディージャの1/5のシュート数で推移していた。ペトロ監督、分析力があまりに低すぎるのではないのか? 心配だ。
 後半、レッズが押せ押せとなり、元気の執念のゴールが決まる瞬間、舞い踊ってしまう。
 すると数分後に警察が来た。
 なんだよなんだよ。
 サッカーの音量だかぼくの雄叫びだかしらないが、とにかく苦情が出ているんだそうだ。警察ってこんなにヒマ人だったのか? 今度となりの家の犬がうるさいときには通報してやろうか。ちなみに隣の犬は家の中にいるのに、隣家の室内の音に吠えるという、超情けない怯え犬だ。夜中にわけもなく、きゃんきゃん吠える。うるせえなーとときどきイラッとしてしまうのだが、そのわが独り言に対する、もしやこれは報復? 昨夜は実にうるさかったので、うるさいなあと開け放った窓越しに聞こえるように独り言で反応してあげたのだが、やっぱり今日のサッカー観戦音量にこじつけた隣家の陰険な動きなのだろうか。
 札幌の家の作りは断熱とともに防音もしっかりしているので、隣家の物音はほとんど耳に入ってこなかったのだが、浦和の建て売り住宅では音が外にたやすく漏れてしまうのだったか。慌てて窓という窓を閉め、ドアというドアを閉め、ふたたびTVに向き合ったという、悲しき現実。レッズを応援しているのに、浦和では、隣家にうるさいと警察を呼ばれてしまう何とも言えぬ皮肉。
 ほとんど試合終了間際のパトカー訪問だったのだが、試合観戦後、ヒマな警察官に対するものをも含めて(何せ上から目線での物言いだったのだ)、だんだんやりきれない気持ちがむくむくと身をもたげてきた。
 もちろんその悔しさを解消するために、スポーツニュースはしごして原口元気のゴールシーンを何度も見て気分を修復したのは言うまでもない。ゴールを入れなければPKだったので、エジの2点目になっていたのかもしれないが、元気が絶対に自分で決めてやるという強い意志を示した値千金の一瞬、そして試合後泣きはらしていた彼のピュアな闘争心を祝福して。