シュンの日記なページ

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オハイオ通信

 今日も真夜中の帰宅だ。上司は、葬儀が近づいているのに、そんなに働いていて大丈夫なの? と聴いてくれるのだが、葬儀を出してやるためにも稼がなくてはならないし、なかなか実績給を十分に手にできないでいる自分にとって、今取り組んでいる仕事は、現状では生命線のようなものなのだ。
 オハイオからメールが返って来た。娘たちや孫娘、大学フットボールで活躍する孫などの写真が、添付されていた。天使のように愛くるしかった当時ティーンエイジャーだった従姉妹たちは、ハーフならではのあの頃の美しいエキゾチムからは遠く離れて、悲しいかな、メタボ確実なファットおばちゃんたちになって、それでいて可愛らしさだけは今もしっかり残したうえで、底抜けに明るいのだった。
 時代は変わり、人は歳を取る。
 叔父のゲイリーはぼくと呑んだジャック・ダニエルズのことを覚えてくれていた。
 そうだよな。女系家族の叔母一家のなかでは、おれたちは二人で男同士、豪快にバーボンを使ってふんだんにコミュニケーションしていたんだものな。そんなことを思い出しながら、海を隔てたメールから、米軍人であった叔父の優しさを感じてしまうのだった。