シュンの日記なページ

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群れる、集まる、屯(たむろ)する

 小説を書き始め、おまけに本を読み進めたりして、夜を過ごし、睡眠は一時間きりだ。やれやれ。
 ガソリンがないというのに、道路にはいつもの数倍もの車がひしめいている。
 どうやらガソリンを求めては、あちこちの交差点を混乱に陥れているらしい。
 一方では、JRが考えられないような運休を行ったために、週末に引き続き東京との交通を遮断された埼玉の沿線住民が自転車や車を引きずり出さざるを得ない状況となる。
 おかげで幹線道路はどこも不自然な渋滞である。
 スーパーは買占め客で溢れているし。
 会社の営業車もガソリンが残り少ないのに、そこらじゅうのガソリン・スタンドは朝から閉店したり、一台10リットルの制限を行ったりしているから、営業同士乗り合わせて適当なところで落としてもらうことになる。後で携帯で場所を知らせようとすると、今度はその携帯が接続しないので、連絡が断たれ、公共交通機関がストップしているゆえに帰社する手だてを失う。
 それが今日起こったことだ。
 何とか、携帯が何度ものチャレンジの後に繋がったおかげで、同僚の車にピックアップしてもらえたので助かった。
 会社に戻ると18時過ぎから停電だというので、皆素早く会社を出る。すると今度は停電はされなかったという知らせが入る。電力需要が供給量に満たなかったから、だと。ならばJRを足止めさせて、企業の活動を麻痺させるな、と言いたいが、そのあたりが難しいのだと、閣僚はテレビの向うで神妙に押し黙る。
 地震の影響は確実に隅々にまでひたひたと迫っている。当分、こんな日々なのだろうか。
 それにしてもガソリン・スタンドやスーパーの一定商品のもとに群れる、集まる、屯する人々を見ていると、これも残念なことに日本人の特性なのだよな、といつもながらに納得してしまう。これが恥という概念を擁する国民なのだろうか、本当に。