シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

かつて災害医療業界の端くれだった

 早めに行くとスーパーは食材がいっぱい並んでいた。しかし、豆腐とお茶ペットボトルだけは全くといっていいほどない。カップ麺も8割がたなくなっていた。買占めではないのかな。救援物資だったら許したるけど。
 以前に書き始めていた小説を今日書き足してゆく。自分が携わっていた災害関連の仕事を通して、多くの人が知らない部分を、小説という読みやすいかたちでの本にして記録し、読んで頂けるといいなあ、と思っているものだ。
 今回の大震災で毎日のように現実に起こった国難ともいうべきニュースに触れていると、かつてその方面でのプロとして動いていた自分なりの仕事を思い出し、それが様々な事情からできなくなってしまった事実、今もその当時の仲間たちと絶やさないでいる連絡、亡くなってしまった仲間への追悼の気持ち、それぞれの思いが、あまり多くの人に知られることもなく埋もれてゆくのが、惜しまれるように思えてきたのだ。
 災害医療という点にこだわって、例えば吹雪く浦河の牧場で繰り広げた大規模訓練をコーディネイトしたあの仲間たちは、今日本の各地でバラバラに今度の震災をどう見ているのだろうかとか、仙台の彼はどうしているのだろうか、とかそんなことを考えざるを得なかった次第。
 いつものことなので小説がちゃんと完成されるかどうかはわからないが、無事完成した暁には、出版社にきちんと持ち込みたいと思っている。それがかなわなければ自費出版か、ネットで公表ってかたちかな。
 今、国際的にも注目され始めているらしい日本の災害対策の一環として舞台裏で仕事をしていたあの頃のぼくらのような企業活動があったのだということを記録することが、小説を書くモチベーションとなればいいのだが。何せ物理的に時間が作れないので、困っているけれど。

ラスト・チャイルド(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) ラスト・チャイルド(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) ラスト・チャイルド (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1836) ぼくから遠く離れて
 ちなみにずいぶん時間がかかったが(作品のせいではなく、こちら側の物理的事情で)ジョン・ハート『ラスト・チャイルド』、辻仁成『ぼくから遠く離れて』読了。『ラスト・チャイルド』は間違えて文庫版を買ってしまった。ポケミスも同時発売されていたとは!