2010-10-10 谷川岳一ノ倉沢 朝には雨が上がっていた。今年も旧道をゆき、一ノ倉沢を沢沿いに登ってゆく。ゴロタ石を選び、川水を何度も左右に飛び越え上がってゆく。背中は汗でびっしょり。いいなあ、山の空気。 一ノ倉の岩壁を目の前にする。荘厳だ。幽玄だ。 亡くなったK先輩のレリーフを見つめ、心で彼と再会する。祈りの敬虔な気持ちになれる。 霧が晴れて、岩壁に光が射した。美しいとしか言いようがなかった。