深夜走行、そして長い眠り
結局眠らずに、深夜割引を狙っての出発。日が変わってすぐ出発し、新潟には朝の4時過ぎに到着した。
エアコンのないパジェロにとっては、陽射しのない深夜走行は有り難いし、全線空いているというのもよい。
新潟に入る頃に東の空から太陽が登りはじめる荘厳も。
ブルーグラスフェスの曲を延々かけっぱなしで体にハモり部分を覚え込ませる。歌を歌いながらの運転は眠気対策でもある。
港で昇る陽射しに抗いながら乗船までの眠りを貪る。窓を全開にして、海風を呼び込んで。
それでも全然寝足りず、船室に飛び込んでからは、爆睡。一度、昼に起き出して、持参のサンドイッチ、カップヌードル、缶ビールで腹をくちくしてから、さらに夕方まで眠る。
夜は恒例の赤ワインをレストランで。
隣テーブルのおっさんが携帯で地デジを見始めたので、文句を言うが(イヤフォンを持ってないの?)、なんだよ、その喧嘩腰の言い方は? ときたので、あーあ、面倒臭い奴だなあと思い、公共の場所なんだから気を使おうぜ、と言い放ってあとはワインに戻った。結果的に地デジはやめたらしく静かになったのでいいや。
本当は、そんなあほなレスポンスをすると怖いことになることもあるとアドバイスしたかったのだが、こういう不用意な輩は、他の機会にきっと身をもって覚えるだろうから、敢えてオレが教えてあげることもない。
漁火の見える窓辺で、夜更けまで『終わらざる夏 下巻』を読み続け、後少しというシーンを残し、眠りに就いた。さすがに今日は日中たっぷり寝たので、寝付きの悪さを感じた。