シュンの日記なページ

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ブルーグラスを知ってますか?

今夜はジンギスカン。野菜と肉を用意して、後は焼いて食べるだけだから、意外と簡単なのである。昨日寝る前に作っておいたポテトサラダにトマトを切って添えて。ホットプレートは焼けたら止めて、扇風機と冷房をそのときだけかけて。食べ終わったらエアコンは切って扇風機で眠る。こうすると体調が戻る感じがするのだ。
 今日も例によってビールを呑みながら、戦争の映画を見る。シュタイフェンベルク伯爵を扱った映画って、そうか、あまりないのか。冒険小説の読者には、非常にお馴染みの人物である。

 ワルキューレ プレミアム・エディション [DVD]

 ドイツ敗戦前夜に、ヒットラーを暗殺しようとしてぎりぎり失敗した伯爵として、プロイセンの誇りを胸に、ドイツはナチだけではないという実に意味のある存在として、知られている人物である。もちろんヒットラーはその後もドイツの汚名として、シュタイフェンベルクはドイツ帝国を内から変えようとした英雄として知られている。
 その暗殺計画の真相をトム・クルーズ主演で映画化となったわけだが、やはりテーマがテーマだけに重い映画である。でもこういう話が海を越えて、冒険小説を読まずヨーロッパの戦争を知らない日本人に知られることはとても大切なことであるような気がする。

 鷲は舞いおりた [DVD]

 ジャック・ヒギンズの『鷲は舞い降りた』はドイツのパラシュート部隊の物語だが、彼らがゲシュタポと戦い、列車に積み込まれようとしているユダヤ人少女を連係プレイで逃がしてやるシーンなどは、このシュタイフェンベルク伯爵の話に通じるものがあり、ドイツは愛してもナチは嫌うというドイツの一方の人々の存在を眼に焼き付けてくれる映画である。

 10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

 昨日の「8月は戦争の月」をどうして「8月は戦争の国」にしなかったのか後になって悩んだ。レイ・ブラッドベリの名作SF『10月はたそがれの国』というタイトルから、どうして時間(10月)を場所(国)と混同してしまうんだろうと悩んだ中学生時代を思い出す。SFでは時間と空間が入れ違ってもいいのだ。ましてやレイ・ブラッドベリはSF吟遊詩人と言われた叙情的な作家だ。
 でも、戦争はSFではない。だから国じゃなくて月、とそのままでいいのだと、独り納得していた。変なところにこだわる。
 ちなみに昨夜学生時代の音楽仲間であるユキヒロ君と電話で30年ぶりに話をしたのだが、なんでも8月末のブルーグラスフェスに出たいので、バンドを組みたい、と。あ、ぼくは週末に家族を迎えて、その後自分も札幌に飛ぶ予定で、練習する暇はないよ、でも出ようか、わはは、という無茶な話になったのだが、今日、ユキヒロ君はしっかりと候補曲を送ってくれたわけ。これを聴いて、練習するのだよな、きっと。

  俺たちに明日はない [DVD] Foggy Mountain Breakdown

 先月、芝大門のライブ居酒屋スズランで歌手でもあるママにブルーグラスって何? と聞かれてしまった。大抵の場合、ぼくは「ほら、『俺たちに明日はない』でボニーとクライドが逃げ回るシーンでかかっている有名な曲がそのブルーグラスってジャンルだよ、『フォギー・マウンテン・ブレイクダウン』って知ってる」大抵の人はそれでも首を横に振る。『俺たちに明日はない』がなかったら一体どうやって説明すればいいのだろう。