パシフィック・ナイト
さいたま新都心のCocoonに入っているカルディコーヒーファームでつい引っかかってしまった。
本来の目的は紀伊国屋書店で『死刑台のエレベーター』を買うだけだったのだが、ついオリエンタルな食材を沢山陳列しているこの店で引っかかり、結果、タイ風グリーンカレーとレッドカレー、レトルトのキーマカレーを一つに、スパークリングワイン(ロゼ)を仕入れてしまったではないか。
早速家に戻る。もちろん『死刑台のエレベーター』もちゃんと買いました。もう一つの目的であるビジネス用の靴二足、スニーカー一足もしっかりと買い込んで。
家では、『ザ・パシフィック』の第一回放送の録画を見ながら、ワインを開け、鶏肉やパプリカや茄子を投入したグリーンカレーを突つくのであった。なんともオリエンタルで、パシフィックな夜である。
『ザ・パシフィック』は、スピルバーグとトム・ハンクスの共同制作になる、いわゆる『プライベート・ライアン』では描ききれなかった第二次大戦のTVドラマシリーズ『バンド・オブ・ブラザーズ』の姉妹編で、『バンド……』がヨーロッパ戦線、『ザ・パシフィック』は、太平洋戦争となる。今日はガダルカナルの闘いを見ながら、戦争の残酷さに魂を揺るられっぱなしになった。先が思いやられるドラマだ。