シュンの日記なページ

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望来の丘

 船が着港するとすぐに走り出し、明け方の道路を札幌へ。家の近所のなか卯で朝定食を食べる。
 ある年の年末最後の日、前の会社でリコールが出たために、最終日だというのに夜明けの帰宅になったことがあり、朝五時にこの駐車場に入ろうとしたときに、後ろからの直進車が凍結した道でブレーキを踏んだのだろう、片側二車線道路だというのに追突されてしまったことがあり、12月の夜明けの寒さの中でパトカーを呼ぶという、さんざんだった体験を思い出す。この駐車場には先月の帰省のときにも入り、やっぱり同じことを思ったのだ。札幌には札幌の想い出が詰まっている。
 家へは寄らず石狩に走り、太平洋クラブの月例会に出る。雨の予報だったのだが、一緒に組となった人が、今日珍しいことに気象予報士が、外れました、すみませんと謝罪していたよ、と言って歓んでいる。内容は悪くなかった。もう少しで100を安定して切れるというところまで来ているのだが。
 昼には終了し、レストランで海鮮ちらしと笊蕎麦のセットを食べた。北海道の海の幸に舌鼓を打つ。
 帰り際に、少し北に回り、望来(もうらい)の海を見にゆく。天気がよく、夏の海と農地とが拡がる景色が、日頃関東の狭い土地では見受けられないくらい気持ちのよいもので、来てよかった、札幌に帰ってきたという涼風のような爽快が体内を駆け抜ける。

 
 
 

 風力発電の風車が二機、ゆっくりと回り、潮風が頬を嬲るままにぼくはすべてをその時間の中に委ねていた。