ライブ・アット・スズラン
以前、マスターのギター自慢を聞いた、会社近くの店で、マスター夫婦のやっているバンドのライブだという情報を聞き、突然邪魔することにした。
小さな店で、ささやかなライブだが、客もバンドも熱く、音楽が好きで、ただそれだけの情熱でここに集まり酒を呑んでいるという感じだ。
女性二人と男性一人のバンドで始まり、デジタルプレイヤーに吹き込んだ打ち込みのMP3をバックにヴォーカル中心の、どちらかと言えばジャジーなオールデイズ。ぼくの知っている曲は、『愛の讃歌』『ジョニー・ビー・グッド』『マスカレード』くらいだった。
その後マスター夫婦が加わり、オリジナル曲を中心に、パワフルなママのヴォーカル、マスターの渋くもリリカルなギターが聴かせる。店ではCDも出していて、うーん、いい雰囲気。
2ステージを2500円という格安料金の呑み放題プランで見させてもらって、ステージが引けた後は、ギターを弾かせてもらえる。それぞれのギター歴に応じ異なるジャンルになるのだが、いずれも初老と言った方がいいような年の人たちの、ギターに寄せる共通の思いだけが集まっていて、なんだか奇妙に心地のいい空間である。
月曜にはここで宴会の予定。置いてあるオベーションも弾いていいそうだ。楽しみ、楽しみ!