シュンの日記なページ

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平塚の昼、茅ヶ崎の夜

 懐かしいなあ、湘南。別にサーフィンをやっていたわけじゃない。大学を出て初めて営業で担当を持たされた地区なのだ。長年ここを担当していたから毎週のように車で来ていた。
 昨夜の酒のダメージを食らいながらも、しっかりと東海道線を乗り継いで、昼には平塚駅に降りていた。そこから歩いて運動公園へ。道はわかる。毎週来ていた場所だもの。
 公園は食い物屋がずらりと並んでいて、過去の平塚の閑散とした風景を思い出していたわが身にはちと落ち着けない雰囲気がある。たばさん夫妻と初めて出逢ったのは、この屋台のあたりで、インターネットはまだ普及していなく、パソコン通信を通してARESはけっこう積極的に活動を繰り返していた。たばさん夫妻はいつも書き込みをみていますよ、と開門前の並びの列で隣り合ったぼくらに声をかけてきてくれたのだった。懐かしいなあ。

 

 とはいえ、やはりサッカー場というより運動公園の意味合いが強く、普通に子供に水遊びをさせている家族や、屋台その他を楽しんでいるサッカー以外の人もいるみたいだった。

 

 それが証拠に、競技場の中はレッズサポ側はぎゅう詰めだけれど、ベルマーレ側はなんか閑散……。

 

 なんとか久々の勝ち試合を見て、試合後に待ち合わせていた同級生のところにゆくと、これから茅ヶ崎で飲むのだという。しかも某編集長庵主さんも来るそうである。平塚の試合の折にはいつも一緒にやっていたんですよ、なので久しぶりに、と主催者は語るのであった。
 そうやって東海道線に乗り込むと、乗り込んだすぐ目の前には北海道でのサポ仲間であったスパイ1号さんの姿が。おお。奇遇。
 そいえば、ハーフタイムにすみません、と丁寧に誤りつつ人を掻き分けて席に戻る大男の姿があったので、眼で追ってゆくとぼくの下のほうの立見席に女性陣に囲まれてにこにことしている彼は、まさしくあなたの三等兵さんなのであった。この人も、もと北海道レッズサポ仲間。声をかけようと思ったのだけれど、試合後もいつまでも女の子たちとでれでれしているみたいなので、邪魔しないことにしたのだった。
 茅ヶ崎の店の二階を借り切って、美味しい酒を呑んでいると、何だか帯広の飲み屋の二階でやったレッズサポ十勝支部結成宴会を思い出した。レッズサポはあちこちで繋がっているのだ。生ビールを二杯、日本酒を4杯くらい呑んでしまった。
 気づくと、帰りに、がらんとした車内で一人で寝ている。仲間は、グリーン車にいったらしい。アホじゃねーの、一般席だってこんなにがら空きなのに。
 その後京浜東北線で合流したのだが、また彼らは上野駅で降りてゆき、ぼくはその後がらがらになってゆく車内で寝ている。
 おい。北浦和だぞ、降りるんだろ? と揺り起こされる。あれ? さっき上野で降りていった同級生君ではないか。なんでここにいるの? よくわからないままに、電車を降り、ありがとうよと感謝しつつ、家に帰る。どうやって帰ってのかはよく覚えていない。夜中に窓を開け放したまま、ベッドにパンツ一丁で寝ている自分に気づき、ティッシュで鼻を何べんもかんだのだ。ああ。もう。フォアグラになりそう。