ギターのある店にて
今日は新人歓迎会とのことで、二夜連ちゃんの途中寄港となる。沖縄料理の店だが、それ以上にギターの好きなマスターが時々客のバンドを呼んでライブもやる店だという。店のウェイトレスたちも少しそちら方面にスライドしたような子たちみたいだ。
宴会をそっちのけで、マスターの方に話をしにゆき、壁に貼ってあるマウンテンやジャニスのモノクロのポスターに感動したことを伝えると、ギタリストだね、マスターは何のギターを持っているんですか? との質問である。少し前まではずっとS-YAiriだったのだけど、ネックが折れてしまい、今は安いマーチンであること、電気系はフェンダーです。ストラト? と聴かれ、もちろん。黒に白のピックガード、と答える。
国産楽器メーカーのオリジナルギターをケースから出してもらい、プラグは繋がないけれど、少し指を走らせてもらった。ブルースですね、とマスター。そっか、フレーズでばれるのか。
マスターに最後に名刺をもらい、セッションをやりましょうよとの言葉に、是非と答えて、外に出た。少しひんやりとした港からの風が、届いてくる。来週早速ライブの日にお邪魔しようかな、独りで。