酒場で北海道人と出会う
歯科医で抜歯んぐのあと、歯周病を治療するとかで、歯石を取ってもらう。6月にやっていた治療なのだが、背中に粉瘤ができたおかげでそちらの毎日の治療優先になってしまい、歯科医から足が遠のいてしまったのだった。
歯石を取ると口の中がとてもさっぱりする。
なので、向かいにある行きつけの漁へその足で入ってしまい、平日火曜日から日本酒かよ、との夜になった。
飛露喜や早瀬浦を呑む。
最近くるようになったという若いカップルの男性の方が、北海道人とのことで、つい仲良くなってしまった。網走から出てきて一年、ようやくいい店を見つけたと、ともに注文している鰊の塩焼きを突きながら、お酒を呑まないらしい可愛らしい彼女とのひとときを邪魔しながら北海道バナに花を咲かせたのだった。
いわゆるバカップルが多い中で、こういう純朴な若者たちがいるのだな、と嬉しくなる。
いい酒というのは、こういうもののことを言うのだろうな。