美味しい休日
浴びるように酒を呑んだ翌日は、しっかり肝臓を休めて、朝夜をご飯にしようと決めるのだからわれながら健全である。もちろん朝は定番の味噌汁作りから始める。
日中は、DVDで『容疑者Xの献身』を見た。原作のよさが改めて感じられる内容だ。堤真一はいい俳優であるなあ。最近の『クライマーズハイ』で見せた山男姿が本作の雪山シーンでもかぶる。あのときの老け役といい、今回の汚れ役といい、『39 刑法第三十九条』の犯人役といい、本当にいい映画、いい役柄で印象を残していると思う。
残り物の生鱈が今日消費期限なので、鱈とネギと春菊だけの湯豆腐も作る。最近は春菊がとっても美味しいのだ。いつもならここでビールを呑んでしまうところなので、冷蔵庫のビール缶に思わず片手を添えている自分にはっと気づき、心を鬼にしてお茶のペットボトルに切り替えたのであった。
カレーにはソーセージとじゃがいも(カレーの右にあるのはたくあんではないのです)を別に添える。食べながらカレーをかけたりかけなかったりして、調整したりするのが楽しみなのある。ソーセージは三種類違うものを乗せたのだ。こういうところに贅沢を入れる。実に美味しい夜であった。