シュンの日記なページ

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海水化石温泉

 ひどい天候だ。夜通し雨混じりの雪で、朝の道路はぐさぐさ。

 正月二日は真夜中に録画しておいた『エクスクロス 魔境伝説』。超B級映画である。ゾンビものとフレディものを合わせたようで、なおかつ映像の懲り方などを見ていると、タランティーノとロドリゲスの『グラインドハウス』の日本版みたいである。

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 午後遅くなって少し天気が緩んだ。息子と今日は番屋温泉へ出かける。年末に温泉に出る予定だったが、妻が仕事で車を使っていたので、今日こそと出かける。

 番屋の湯は、経営者が変わって一旦『魞(えり)の湯』と名称変更したのだが、誰もが番屋の湯とか番屋温泉とか馴染んだ名称で呼び続けてきたせいか、いつの間にか『番屋の湯』に戻っているのだった。びっくり。
 魞の湯時代は1200円くらいまで値上げしてタオル、ローブ付きになったのだが、その後もとの600円に戻ってすべてがもとに戻る。違うのは宿泊施設番屋の宿ができてしまったことくらいか。

 番屋の湯ホームページはこちら。今は魞の湯のホームページはもちろんなく、古いブログなどがヒットするだけである。 

 

 ↑ もちろんこの日は、この露天風呂が雪に囲まれており、吹雪いていて顔だけ寒く、体は熱いという状態である。

 太古(1200万年前くらいらしい)の化石海水が温泉源との解説が脱衣場に掲げられており、それ自体はこれまでの売りにプラスになる気がする。もちろん海に面した露天風呂は最高のロケーションで、寒風をものともせずに立ち上がれば、波荒い日本海が目の前に広がっているのだ。砂浜に直面した温泉なのに売り上げが伸びないというのは、ひとえに人的サービスのゆるさだと思うのだけれどなあ。

 ちなみにこの日もぼくはマッサージを申し込もうとしたのだが、17時までの分は終わりですと言われた。受付が17時までという貼り紙、時計を見ると16:20。言っている内容が違うと思うのだが。そのままマッサージコーナーは17時まで誰も出入りしていなかったし。こういうやる気のない態度の従業員を雇っている限り、北海道に明日はないのか。

 それにしても、風呂は文句なし。息子に背中を流してもらい、しかもこれまでで一番空いていて、荒波を見つめながら、とてもくつろぎやすいリクライニング椅子でごろごろして、幸せなことこの上ない正月二日である。家族連れが多い。子供の姿が多い。いい正月である。

 帰りに、息子の高校を案内してもらった。凍結した道路の、しかも日暮れ後で、しかも休みだから灯り一つない校舎の息子の教室は四階の真ん中だそうだ。校庭はその向こうで、回りは農地。他に何もない、地平線と手稲山一望の風景だけの学校だ。石狩川の支流を渡り、ブリザードで有名な原野を歩くのが、この高校の醍醐味だそうだ。夏は自転車で、冬はバスで通う。一度わけあって歩いて帰ったそうだ。二時間くらいかかったそうだ。ううむ。