シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

静寂のなかで

 ススキのダメージを残し、家のカウチで文庫本片手にのんびり。日本海側は全国的に大荒れとなっているらしい。でもこのあたりは晴れていて、雪景色が嬉しい。
 冷凍ものではない毛がにや本マグロなど海のものを突きながら、年に一度くらいのクラシックビールを呑む。北海道限定のもので過ごす年末の夕餉である。もちろん年越し蕎麦も。
 格闘技番組でほとんどの時間を費やしてしまい、夜中に少し反省して「ゆく年くる年」を見る。中標津では教会に人が集まって歌を歌っているみたいなので、あれ、隣の教会はどうなんだろう、と長靴に足を突っ込んで玄関を出てみる。
 外は真っ暗闇、教会の屋根の十字架は闇にひっそりと隠れていて、そればかりか、雪の降り積もった住宅街の一角は、人の姿ばかりか車の姿すら見えなかった。除夜の鐘も聴こえない。ああ、ここが我が家だったな、と札幌北の郊外の真夜中に佇むのだった。
 その後増上寺の年越しを見届けてから、湯に浸かり、眠りに就く。