シュンの日記なページ

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宗八の想い出

 22時前にさいたま市に辿り着く。今週では一番早い方だ。週末だし、漁に寄った。
 今日は隣のおじさん二人の、うち1人が北海道に十年住んでいたということで、ついあちらの話で盛り上がった。土建関係なのだろう、旭川やあちこちにも足を延ばして滞在したみたいである。
 しかし北海道に十年もいた割には、この店のメニューにあるじゃがバター、塩辛乗せ、というのを知らない。ぼくより少し前の時期に在住していた人が知らないということは、このメニューは北海道でも最近のものなのだろうか。
 今日はメニューに宗八カレイが入っていたので思わず注文したが、塩焼きにはしてあるが、少し燻すという作業をしないのであるな。北海道は同じ宗八でも一夜干のような干物が主流で、どうしても少し吊るした方が焼き魚は美味い。ホッケにしてもキンキにしても同じだ。こちらでは干物にするという作業を出荷前にやらないらしい。何か一つしっくり来ない。
 最初に札幌転勤になって最初に家に入った日、暖房が不調(灯油ボイラーが凍って壊れていたのだ)のため、家主の提供してくれた駅近くのホテルの一夜、フロントの紹介で初めて入った北口の居酒屋カンロ。宗八は、ここで店主の勧めるままに焼いてもらって口にして、その美味さに北海道転勤の幸福を身を持ってしった思い出の焼き魚である。その夜、不動産屋の用意したホテルは壁に穴があいていて怖いので、夜中にチェックアウトし、暖房のない無人の家にレンタル寝具とコンビニの水を持ち込んで泊まりこんだのだった。風呂は、ワンブロックとなりの日帰り温泉に出かけたが屋上露天風呂まであって、何と札幌とは幸せなところなのだろうと、おどろいたものだった。
 ああ、札幌に帰りたい。