シュンの日記なページ

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グリーンスリーヴス・リフレイン

 昨日は、パークアンドラブホテルの上映会をサボってレッズ観戦に行ってしまったのだ。上映会に参加できず残念だった気持ちが生まれたのは、ベルリン国際映画祭最優秀新人賞作品賞受賞したこの映画監督兼脚本家が、ぼくの出身高校である蕨高校の後輩であり、50周年記念イベントの一環として昨日、多くの仲間たちがそこに集まっただろうからだ。
 北海道からやってきて寂しい単身赴任生活を日々過ごしているぼくには、高校時代の仲間からのお誘いはいつも有難い。ついでに大学時代の山岳部からも10月の桧枝岐での宴の誘いがやってきた。昔のDVD化した8mm映像の上映会も可能だというので、こちらも手持ちの山と若かりし頃の仲間たちの映像を持ってゆこう。楽しみだ。
 10月の第一週は谷川岳の慰霊祭のはず。今年はゆきたい。ぼくの山の恩師であるKさんの霊に祈りを捧げたいし、できることなら当時の東京都北区を軸に活動していた社会人山岳団体黎明山の会の宴にも参加したい。
 ぼくはこうしていろいろな昔の仲間と心の深い部分で繋がっている。そんなことが実感できるようになったのも最近のことだ。
 湊かなえ『贖罪』読了。

 贖罪 (ミステリ・フロンティア)

 学園の少女たちの繰り広げる狭い世界での疑心や殺意を見ていると、もっと永く生きてゆかねばわからない、感じられないゆえの、世代的悲劇を感じないでもない。この作品世界では、田舎の情景として午後5時になると村の一つしかないスピーカーから『グリーンスリーヴス』が流れるのだそうだ。おかげで脳内でまたも『グリーンスリーヴス』が繰り返されて止まらない。