ビア&ポテト
書こう書こうと思っていたことが全然書けない最近の日記である。
土曜日に、某スーパーで美味しい生ラムを発見したこと、しかもそれが小間切れ肉ではなく、厚めにスライスしたラムロースであり、それに合わせて買ったオロシタレが大変フィットしたことなども書けなかった。
日曜日には、シマホッケを焼いて、マグロのブツでヤマカケを作って、準備万端テレビに望んだ日本代表の試合では、ウズベキスタンに辛勝し、何とかワールドカップ予選をトップで決めた国となったのだが、そのことに対する不思議な感激についても書けなかった。
書けないうちに時は過ぎ、最早や、今日には今日の出来事がすべて過去のものになってゆこうとしている。サイボーグ009が奥歯の加速装置をカチッとオンにしたみたいに、日々は、ぼくを超えてゆく。見えないほどに素早く。
そんななかでスローなものを作ろうと、気長にジャガイモを茹で、ポテトサラダを作った。もちろんニンジンも煮てやわらかくし、キュウリやハムを切って和える。やはり手作りのポテトサラダは、時間がかかる分だけ美味しいし、量もたっぷりだ。
今日は、会社で手製の弁当を掻き込んでいたら、それ自分で作ったの? ホントは違うんじゃないの? と同僚に声をかけられた。確かに可愛らしいお弁当箱に、ちまちまとシュウマイ、春巻、キンピラ、ほうれん草とコーンのバター炒めなどが並んでいてカラフルであれば、ぼくが作ったようには見えないかもしれない。強いて言えばうまくご飯に引っ付いてくれなかった海苔のぐしゃぐしゃ状態であろうか。
てなわけで家系的に苦しいぼくは、明日もしっかり三食自前で作ります。って、世の中の女性たちはこれを普通にやっているのだよな。ゆえに、自分的には凄いなと思い込んでいたが、考えてみれば少しも偉くないのである。