機械の奴隷
プリンタを衝動買いしてしまった。息子が買ったものと同じ奴。CDに直接プリントできるということに、とても庶民的な感覚で憧れていた。CDにプリントできたのは、もうだいぶ昔のことのように思える。ぼくの旧式プリンタはそういう昔を遥かに遡行したさらに昔の機種だったのだ。プリントごっこの時代だったのかもしれない。その頃には高機能で眩いばかりのプリンタだったのかもしれない。
いや、それはないな。我が家のプリンタも三代目か四代目になる。途中マックのプリンタとしてHPが入ったことがあったから、もっと多いか。
とにかく、このおかげで今日の予定であった、窓辺で静かに一日読書、というプランも、溜まっている書評の5冊分アップ、というプランもがたがたと崩れたのであった。
床中に、整理のついていないCDが拡がり、脚の踏み場もない中、心地よいほどに静かなプリンタが、CDに直接ラベルを印刷してくれることに半日間くらい脅威を感じながら、一日を機械の奴隷として過ごしたのであった。
ちなみに今月は家計がやばい。母親の入院入所にこんなにかかるとは思わなかったのだ。というわけで、夜に米を研ぎ、明日の朝は弁当を自作するために10分くらい早起きする。
と言っている間にもう3時だ。3時間しか眠れないではないか。むむむ。