録画消去
自転車のペダルを踏み込むと、襟元に冷風が入ってきた。気温が19度なのだそうだ。しかし湿度は75%。電車に乗り込むと、汗をかいて、ブレザーやネクタイを外したくなる。
いつもの一週間が始まる。
夜には、駅の近所の24時間スーパーで夕飯を物色。家に豚肉があるので、どう料理しようかと悩んでいるうちにキムチが眼に入ったので、豚キムチ炒め、という、とても安易な割りに製作者を選ばない味が保障されるつまみを思いついた。さらに大き目の礼文産ホッケが入っていたので、こいつを焼くことにする。
家に帰って、さらに冷奴を用意。ネギを刻み、生姜を擦る。残り物のサラダ菜をちぎって、残り物のしし唐をトースターにかけ3分で焼く。一つは南蛮みたいに辛かった。これがしし唐。
レッズの試合を一通り録画で見る。試合後の一コマ。ぼくとookaさんと935さん、さらに後ろで帰り支度をするたばさん一家が映っていた。ぼくは秋田からの走行の後遺症か、とっても疲れた笑いを液晶テレビの真ん中で浮かべている。いやになった。ハードディスクから、躊躇わずにこの番組を消去したのは、大宮戦への不甲斐なさのせいばかりとは言えなかった、というわけ。