シュンの日記なページ

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ニュースな日記

 基本的に日記ではニュースを取り上げない、というのがスタンスである。花村萬月さんもmixi日記でそう言っている。今日起こったことをニュースで語るのは安易だとかそういう内容だったようだけど、さすがに萬月文章では再現できない。萬月さん日記のその箇所を探してみるほどマメな性格でもない。
 でもニュースという共通言語で語ると確かに容易であるわな。ニュースじゃなくても、ネットのどこそこでこんなのがあった、などという情報もそうである。やはり日記は無から、自らの時間から零れ落ちてくる砂でなければいけない。コラムではないのだ。だから個人を貫く。個人の歴史だけを。
 書評や映画評に日記を変えてしまうのも安易だと思う。だって個人の繰り返す毎日の中から何かを拾い上げるよりもそうした共通言語のほうが楽だもの。
 ぼくがレッズ観戦記を書くことに意味を失ったのもそういうわけだ。レッズの観戦記を書くと瞬く間にアクセスカウンターが跳ね上がるのはわかっている。毎試合定期的に書けばなおのこと。今だってレッズ戦のある日には、何かが書かれていると期待して来る人がけっこういるのだろう、アクセスカウンターにはレッズ戦の痕跡が残る。
 でもそうした一般的な傾向をいい意味で裏切りたいから、埼スタの試合の日にうらぶれた駒場の写真を載せるのだ。そちらが決してニュースにならない個人史であるからだ。
 ちょっと長くなったが、ぼくはそういうわけでニュースを日記に取り入れない。民主党の党首の話も、一家三人殺しのニュースも、インフルエンザの話も書かない。
 というつもりだった。でもさすがにインフルエンザだけは今日は書こうと思う。本社勤務であれば、ある意味全国のいろいろな系列に共通の警告を発進しなければならない。
 大阪ではマスクをしている人が多いが、東京では少ないよね、と主観でものをいう某部長。えええ、東京って無茶苦茶ますくしているやんけ、と心で絶叫するぼく。
 東北や北海道は関係ないんじゃないとのたまう某役員。電話が繋がった東北の人は、仙台のニュースでは主だった会社がマスクをして勤務しているとの情報。東京を跳び越して、危機感は仙台に飛んだのか。やはりニュースというのはよくわからない。
 一日の終わりにようやく、マスクをしなさいと系列に文書を作って流した。マスクが福島県あたりでも品薄になりつつあるとかいう噂だ。
 とにかくそんなことのために今日の仕事の進捗計画がだいぶ阻害された一日であった。恐るべきはニュースである。
 夕食のメニューが揃ったのは、23時を回った頃。これでもまだ早い方だ。定番のキャベモヤ玉、冷奴(もちろん木綿だ)一丁、枝豆(ちゃんと枝からもいで茹でた奴だよ)、野菜サラダ(おろしドレッシングかけ)。以上で、今夜は満腹になってしまう。

 

 発泡酒を呑みながら、『CSI科学捜査官』を観る。ああサラ・サイドルが……と思いきや、次の予告編の方がもっとずっと過激な内容なのでびっくりしてしまう。ラボのスタッフが次々と犠牲になっている。徐々に派手になっているシリーズなのだ。ああ、早く次が観たい!