シュンの日記なページ

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小さなレディアTシャツ

 暑い。今日は気温が32度まで上がる真夏日らしい。真夏日って、5月なのに。

 埼スタに出かけゴール裏に。1995年に親子おそろいで買ったレディアTシャツを着ているぼくを見て、友人の若い三姉妹が揃って古い、古いと大笑いする。そう言えば、1996年に札幌に発って以来、13年間札幌にいたのだ。その間の時間が浦島太郎のように欠けてしまっていても当人は気づかない。
 新しいレッズサポの友人にも、昔そういうユニだったの? とレディアの着ている95年当時の柄を見て言う。周囲を見ると、全然いないわけじゃないのだ。古いユニを見つけることができる。小さな女の子が95年のユニをぶかぶかに着て歩いている姿もあった。時代を超えて、95年が生き残るわけはわかる。レッズが初めてドンケツを脱出し、一気に3位にまで駆け上った年、しかも優勝の目まであったのだ、あの雨の等々力までは。そしてシーズンを終えてみれば福田正博が日本人選手として初の年間得点王に輝いた。ウーベとギドがいた年。
 そのときのユニフォーム。そいつを着たレディアのシャツ。息子はまだ2歳で、着るにはまだ早い、と思っていたら札幌に異動となってしまい、レディアなんて誰も知らない土地で、小学校に上がりたての息子が、ようやく来たレディアTシャツだった。

 

 今では息子の背はぼくを越えた。小さなレディアTシャツは、我が家ではもう誰も袖を通すことができない。わずかな間しか着られることのなかった息子のレディアTシャツ。
 試合に負けさっさと帰る。買い物をして、家で夕飯を用意。夕飯といってもまるで下記の如く居酒屋メニューだ。やきとりを買ってしまった。他に、刺身、冷奴、長芋、サラダ。

 

 ベルンハルト・シュリンク『帰郷者』読了。純文学のジャンルに属する難物。最初と最後がよいが、プロセスの難解さに苦労した。

 帰郷者 (新潮クレスト・ブックス)