美しい天体、札幌
息子は今日も部活へ。妻は仕事へ。
朝、まだ妻が出かけないうちにパジェロの置いてあるディーラーへ走り、昨日積んだままにしてあったゴルフバッグを初めとする荷物を全部我が家へ運び込んだ。
その後午前中をかけて、さいたまへ帰る算段をした。息子のパソコンを預かったままである。
まず値段と時間といろいろ検討した結果、飛行機が満席で予約不能である現在、JRを使っての長旅に改めて金を投じる意味は見出せなかったので、フェリーの二等寝台をそのまま活かし、新潟からは新幹線でさいたまへ移動するという方向で、JRのネット予約を済ませ、その後、新日本海フェリーと交渉となった。
電話口に出た兄ちゃんは、キャンセル料30%の線を譲らないのでいろいろな提案をした挙句、上司が、事情が事情なのでと車の航送料金を返金するというごくごく当たり前の形で収まった。時期がはっきりした時点で、次の航送は別途新規に申し込めばよい。ごくごく当たり前のこうした結論にたどり着くために、窓口兄ちゃんというのは、いつも大抵なぜ遠回りをしなければならないのだろう。不思議だ。
電話を切ると、帰りの乗船券がまだパジェロのグローブボックスのなかに収まっていることを思い出した。丁度昼休み妻が戻っていたので、車を借りて再度往復する。
世の中は花がたくさん咲き誇って、春の匂いに満ちている。地球が美しい天体であることを感じさせてくれる札幌での時間は明日の朝までとなる。
家の中に夕陽が差し込んできた。あまりに光の彩りが綺麗なので撮影した。
近所の公園の夕景を撮りに散歩した。川にはマガモのつがいが泳いでいるが、近寄るとオスのほうが向こう岸に上がってしまい絵にならない。カラスもいるので、子ガモが生まれるとカラスにやられてしまうので繁殖できないらしい。
札幌の郊外は空が広く、とても夕景が美しい。
やはり、ちいとばかり切ない。