シュンの日記なページ

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氷雨に立つ

 朝、近所に住む同級生K君から電話がかかってくる。9時出発だぞ。うーむ、20分しかない。布団から飛び起き、シャワーを浴びて、トースト一枚ぱくついて外へ。風雨ではないか。しかも寒い。
 車に飛び乗ると、K君とサポ仲間のTさん。昨夜の山仲間との酒で寝不足気味の頭で、高速を千葉方面に運ばれてゆくのをぼんやりと感じる。
 千葉のフクダ電子アリーナ、通称フクアリに到着すると絶望的な寒さと風雨。スタジアム向かいのモールに飛び込んで、雨宿りをする。13時過ぎになり、ぼくはコーナー観戦するお二人と別れ、アレスの列並びへ。所定の位置にはまだ誰も来ておらず、他のグループの人たちもスタジアムの雨を避けられる場所に集まっているみたいなので、広い場所に独りで傘を差して突っ立っている格好である。
 さすがにじっと立っていると震えが来るほど寒いけれど、レッズの試合にやって来て、こうした無意味に立って何がしかの気持ちを溜め込んでゆくというのも悪くはないな、と昔よく感じていたような記憶が舞い戻ってゆくのを内心感じている。
 やがて一気に人が集まり、そのままの勢いで開門となり、中に入るとほっと一息つく。
 試合は無事勝利し、また風雨の中を車まで歩き、先ほどの二人と合流。そのまま夜20:30にはさいたま市に戻り、K君の家で鍋を突きながら酒を呑む。冷え切った体が内側から温まる。ありがたいなあ、友達は。
 家に帰る間に、体の外側がまた冷え切ってしまったので、いつもはシャワーなのに、今日は湯を溜めて、体を沈め温まった。氷雨の記憶が遠のいてゆく心地よさの上を、眠気が急襲してきた。