喫茶店のモーニング
目覚めたら、宿酔いが残っていた。食パンがない。ご飯もない。仕方なく朝食抜きで出発する。
会社の近所まで行って、喫茶店を探し、モーニングを頼む。喫茶店のモーニングなんてとても久しぶりだ。本郷や札幌の中央区で働いていた頃は、よくモーニングのお世話になったものだけれど、日比谷界隈ではアメリカンなチェーンのコーヒー店が多い。モーニングは実に落ち着く。
それでいてアメリカンなチェーンのコーヒー店であるタリーズでトールを一つ買ってから会社に入る。やはりデスクには紙コップのコーヒーがないと。
何となく録画していた映画『ストレンジャー』を昨夜は酔っ払いながら見たのだった。レベッカ・デモーネイとアントニオ・バンデラスという国籍不明のスリラー。サイコは久々かなと思いつつも、トリックが読めてしまっていた。
本日、ロバート・B・パーカー『われらがアウルズ』読了。この作家にして初のヤングアダルト向け青春小説。古くてラジオがとても大きかった時代。第二次大戦の焼け跡がまだ燻って煙をあげていた時代。そのあたりがパーカーっぽい。アメリカっぽい。スポ根ものでもある。最近スポ根をよく読んでいる気がする。グリシャムのアメフト、パーカーのバスケ、誉田哲也の剣道……。
それにしてもパーカーは、職人技である。軽いが、ぴりり。たまに読むと、とても気持ちが安らぐ。