縁もゆかりも
職場の呑み会。新橋駅前のペンシルビルの曲がりくねった階段を登ってゆくと、裏口に出てしまったが、何とか無事宴会に辿り着く。韓国料理と沖縄料理を合わせた店なんだそうで、なるほどのメニューだった。マッコリを呑みながら、いろいろ食べたけれど、どこの国の料理かはよくわからない。韓国と沖縄の専門性を消し去っているかもしれない、と思いながらも、美味しいから、まっ、いっか、となってしまう。
職場の先輩社員に聞いたら、道南のある寒村の出身者であることが判明。意外なところに道産子がいるものだ。
ちなみに、昔ぼくが住んでいた北埼玉の町に住んでいるという部下もいた。お互いに、え? あんな小さな町なのに、こんな小さな部署なのに、と縁の不思議を話し合う。
そう言えば職場には、部署は違うけれど、高校の後輩も、大学の後輩もいて、うち大学の後輩とは、来週、昼を食べようと約束したのだった。
本社には80人くらいの人がいて、互いに知らない人も沢山いるけれど、そういう具合に少しずつ、縁やゆかりのある人間はいるみたいだ。
隣にいる人が、レッズファンであることが最近判明した。他の部署にもぽつぽつとレッズサポが存在するみたいだ。札幌ではありえなかったことではあるな。
佐々木譲『暴雪圏』読了。ラストシーンは、もう少し西部劇してても良かったんじゃないかな。小説そのものの環境設定が優れすぎているせいか、川久保巡査の印象が逆に、少し、薄い。