侵食の日々
男独りじゃ、雛祭りなんて何の意味もないな。
帰り道は何故か暗い夜空に雪が舞っているし、当然傘を差さずに歩く。札幌を歩いていると想像してみたりする。雪だ。少し嬉しかったりする。
夜遅いので、今日も隠れ家みたいなお気に入りの店に寄った。
長野の蔵元に出かけて仕入れてきたっていう絞り立ての日本酒を呑んだ。駄目だよ、平日から、1合売りじゃなくハーフでもいいよなどと誘っては。おかげで飲みすぎ。
今日は、実は、息子受験前夜なんだ。電話をしようかとためらいつつ、結局、電話できず。無用なプレッシャーになるかもしれないから。寂しがっているといけない、とは思いつつ、心を鬼にする。
第一、帰宅が遅すぎるよ。連日、帰宅して風呂に入ると二時。六時起きだから毎日睡魔に侵食されてゆく。