シュンの日記なページ

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嗅覚

crimewave2009-02-27

 ぼくは、美味しい店を探り当てる嗅覚が尋常ではないらしい。そのあたりは誰もが認めてくれる。
 静内の赤ひげなどは、その老朽化した概要に誰もが絶対に尻込みするかもしれないが、中にはゴージャスとも思われる二機のビアタンクや巨大なカウンター、ビアサーバーなどが並んでおり、極上の肉と備長炭と、マスターの飛び切りの笑顔が迎えてくれる、北海道有数の(勝手に決める)有料居酒屋である。
 他にも幾多の開拓を行っているのだが、いずれも情報やなにやらよりも、現地繁華街での風景の中から独特の嗅覚で探り当てる方がむしろいい店を引き当てるコツである。
 というわけで、新しく住み始めて、早や一ヶ月になろうとしているさいたまの町にも、ぼくはとうとういい店を見つけてしまったのだ。
 この季節の売りは、能登の生牡蠣、焼き牡蠣、蒸し牡蠣だ。それらの牡蠣に加えて刺し盛りを突きながら酒を選ぼうとすると、しっかりと十四代(二種)が置いてある。じゃがバターを頼んだら、しっかりとイカの塩辛が乗っている。新玉ねぎのホイル焼きというのも魅力的だが、満腹になっちゃったので次回に回そう。まるで北海道みたいな店だが、純粋に、さいたまの店だ。うう、やるじゃないか。
 幸せな気分ですっかり飲み過ごして、夜風の冷たさの中に、ふたたびぼくは漕ぎ出してゆくのだった。