シュンの日記なページ

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お帰りなさい

 もともと東京生まれの埼玉育ちである。だから、今度の単身赴任は、お帰りなさい、と言って迎えられることが多い。自分としては、北海道への愛情の方が濃いので、不本意なところはあるけれど、育ったばしょはこちらだ、全否定する気にもなれない。
 金曜の夜に、昔の会社時代のOBを集めて呑み会をやることになった。というよりも、ぼくが上京するたびに召集をかけると、必ず集まってくれた5、6名の昔の職場仲間。この集まりはなぜか女性が多い。しかも男勝りでタフな女性が。
 同時に土曜の夜に、高校のクラスメイトが召集をかけてくれた。連チャンかよ、との思いもあるが、嬉しさが先に立つ。
 北海道の職場の部下らにも二種類ある。慕ってくれる者と、機を見てがらりと変わる者。後者は、少しショックである。北海道だけではなく、全国的にもいろいろ変わってしまう人がいる。暖かい人と冷たい人がいる。ぼくとの距離感というよりも、その人の資質かな、と思う。
 職種が変わっても変わらず電話をくれる仲間がいれば、全く音信普通になる人もいて、それらは、今もその態度を継続している。人の優しさとは、立場を変えた時にわかる。昔の職場を去った時にもそれは明確にわかった。仲間はずっと利や不利によらず、仲間であり続けられ、そうでない人は、一時の呉越同舟に過ぎない。
 ぼくには幸い長い仲間がたくさん、まわりにいてくれるので、孤独という絶望に捉われずに済んでいる。案外、幸せな人生なのかな、と思う。