シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

夜道で

 昨夜は、呑んで帰ると、最寄の駅前バス停で、「深夜」と明記された路線バスに乗り込んだのだが、これは通常料金の二倍かかると知った。何時から深夜バスになるのかはよくわからない。今日は22時頃だったが、深夜バスの赤表示はされていなかった。料金は190円。深夜なら380円。タクシーよりは安いけれど、何だかもったいない。
 今日は、試しに駅から歩いてみた。地図で見るとざっと1.4kmくらいだろうか。歩いても問題のない距離ではある。
 少なくとも深夜バスの料金体系には頼らないほうがよさそう。

 札幌の地下鉄麻生からタクシーに乗ると、最近は深夜バスが石狩まで出たりしているので、商売上がったりですよ、と運転手が嘆いていた。バスはほとんどなく、吹雪の凍えた夜にバスを待つのは至難の業なので、バス時刻に合わせてどこかの店で過ごすか、タクシーで帰るか、を選択する以外になかった。

 今、さいたまの駅前からとぼとぼと歩いてゆくと、時おり自転車に追い越される。いろいろな飲み屋や食堂が22時だというのにまだ灯りを点しており、暗い道のところどころに航路標のような光が続くのだ。

 札幌の防風林沿いの真っ暗な雪道を疾走していた深夜のタクシーの車窓から見た、凍えた風景とは大違いである。

 自宅の少し手前で、引越しの日に入ったもつ焼き屋の赤ちょうちんに足を踏み込む。今日の夕食を作るには遅すぎるので、ささっと食べる。店主が耄碌しており、一本ずつと頼んだもつ焼きを全部二本ずつ焼いたり、他の客に出しちゃったりする。ああ、面倒だな、と苦笑しつつも、まあこの辺りに住むんだ、と思えば諦めの心境にもなってくる。

 挨拶なしで引っ越してきてしまった相手が多い。麻生の行きつけの店も、他の多くの知人も。関東に住む多くの知人にもまだ来たことを告げていなかったり。

 そんな風にいろいろなことが中途半端な状態にある週末の夜中である。