シュンの日記なページ

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真冬の夜更けに

 なんて寒いんだ。駅前のホテルを出るとあまりの寒さに、震え上がる。でも明日は雨が降るんだそうだ。北海道の1月末の雨。気温がぐんと上がるんだそうだ。くそっ、慰めにもならない!
 居酒屋の小上がりに座ってもコートを脱がず縮こまって、所定のメンバーが集まるのを待つ間に、少しずつ店の暖房が体の骨の部分を暖め始める。
 北海道でのご馳走、食べ納めかな、という雰囲気で、活ホヤ、タチポン、生ウニなどを突き始める。焼きものは、北海道の焼きとり(?)である豚バラ、宗八。くうう、肚に沁みるぜっ!
 引継ぎの夜である。お客さんにお別れをやってもらう。後任の担当者とお客さんとわずか四名だが、ここのところ力を入れていた道南の最後の夜だ。
 宴を終えて、極寒の夜に、投げ出される。やっぱり寂しいなあ。
 独りになってから屋台村へ。あっそ家で、ママと店じまいまで、燗酒をさしつさされつ。他の客はもう誰もいない。コウヤ豆腐の卵とじを突っつきながら。冬の寂しい夜は、静かに更けてゆく。