シュンの日記なページ

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雪にまみれて

crimewave2009-01-03

 正午近くに起き出したのだが、気温がプラスと高く、外は曇っている。よっし、と決意して、札幌国際スキー場へ向った。
 スキーではなく、三年ぶりくらいのボードを選んだのは、道具の気軽さ。靴が窮屈ではなく過ごしやすく、気楽に遊べるからだだ。
 しかし、実際にはボードに乗ると、最初はとまどう。初心者の頃に痛い目をした逆エッジの恐怖が、まだわずかに残っている。わずかであっても、それは恐怖だ。直截な肉体への恐怖と言うよりも、肉体損傷を受けることにより無事休み明けを迎えることができなくなるなどの社会的心理がもたらす、いやな恐怖だ。こういうところが年を取った証左なのだろうな。
 ゴンドラの頂上から滑り、まずは転倒を重ねる。恐怖が原因である。スピードを抑制するためにエッジを利かせ過ぎて、まともにコントロールできていない。やっと板についてきた時には(文字通り!)、既に筋肉のこわばりが疲労を訴え始めているという体たらく。
 それでも意地があって初級斜面は避けてゆく。ある程度の斜度があったほうがボードもスキーもターンが楽なのだ。慣れるとスラロームが止まらずずっと急速なしで滑ってゆけるようになった。ターンも右左のリズムがよくなり、こうなると無駄な筋肉疲労が消えるのだ。
 一滑りして、最初の筋肉疲労に悲鳴を挙げ、レストランでいつものタンドリーチキンカリーを食べる。左横は台湾語、右は、過剰なお喋りが病的な夫が日頃妻にとって問題にはなっていないのだろうかと心配されるほどの本州の夫婦。正面には子供づれの多い家族の滑る緩斜面。ゴンドラの中。昨夜は研究していて二時間しか眠っていないと辛そうに嘆く一人を囲んだ6人の北大生らしき団体。様々。これが正月のスキー場だ。
 スキー場を後にしようとすると、新参客二人組に一日券を安価で譲渡している女性の声が聴こえたので、ぼくも午後券チケットをもう一人に千円で譲ってから帰った。時には逆の立場のケースもある。一日券の処分をしたいスキーヤーから入口で声をかけられることも。
 朝里川温泉湯の花朝里殿で、ひとっ風呂浴びる。今日は実にたるんでいて、スキーウェアのパンツを忘れるし、タオル類も用意したのに忘れた。すべてレンタル代がかかって不経済である。午後券の余りが千円でも売れていて良かった。
 そのまま湯船から出てマッサージを受けようと考えていたのだが、タイミングが悪いらしく、結局、いつもの一気堂に予約を入れて、高速で小樽から札幌北へと移動。一時間半のマッサージ+鍼を堪能する。何だか贅沢な一日だ。
 夜、PCが遅いのでハードディスクの適正化を行う。パソコンは一晩使えない。「ルパンの消息」をドラマで見る。取調室シーンが余りに多すぎて原作の印象とは違い過ぎた。取調室だらけの映像作品はあまり魅力がない。珍しくドラマWとしては厳しい点をつけざるを得ない作品。『震度ゼロ』に続き、横山作品は二度目の主演になる上川隆也という俳優も面白くない俳優だ。横山秀雄は割を食っている。

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