ロバート・B・パーカーを三冊連続読み、今日最後の一冊を読了。
いまどきにしては300ページ程度の短い小説なのだが、それにしても年間5冊の翻訳とはやはり仕事量が最近富に増加しているのではないか。そこそこの筆力とそこそこの作品的まとまりは、最早職人技であり、これっていうほどの高ポイントを稼がない代わりに、悪評を受けることもない。嫌いな人は嫌いであるらしいし、ハードボイルド畑の専門家たちはあまりパーカーを直系のハードボイルダーとは認めていない傾向にはあるらしい。
人が何と言おうと、ぼくは出たものすべてを読まずにいられないパーカホリックだ。読みやすく、面白いから、という一点につきると思うけれど。