雪景色
朝。ホテルの窓から。バスたちが巨大な落書きをしているみたいだ。
昨夜から道内全域が暴風雪。朝から晴れているのは函館くらいなものらしい。道内の足は機能していないみたいだ。車はそこへゆくと便利だ。覚悟と根性さえあれば、どんなところへも移動してしまえる。
雪の函館山。シナモンパウダーを振りかけられた山。牛が寝ているように見えるので臥牛山とも呼ばれる。お菓子なのか、牛なのか、どっちだ?
蝦夷駒ヶ岳をめぐる風景。大沼公園の池畔で車を止めると、白鳥が遠くからこちらをめざして泳いでくる。餌はないのだけれど。
ちなみに大沼は8割方が凍結していた。東側の一角だけは水面が鮮やかで、白鳥や渡り鳥たちはこのあたりで羽を休めているみたいだ。
このあたりの住所は「茅部郡森町駒ヶ岳」。裏道をゆくと、馬の親子が防寒衣を着せられて草を食んでいた。ワイシャツ一枚でカメラ片手に車から降りたのだが、防寒衣が羨ましく思えるくらい、氷のような風が吹きすさんでいた。