シュンの日記なページ

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爪を切る人

 今日、夕暮れの、とある道の駅でのできごと。日中は12月の北海道とは思えないほどの陽気で暖かかったのだが、夕暮れの接近とともに寒さが休息に押し寄せてきた。冷え冷えとしたそんな空気の中、冷たい風が吹き始めた戸外自動販売機の前で、爪を切るおじさんがいたのだ。もちろん座るところなんてなくって、ただ自動販売機の灯りがほしかったのだろうとは思う。でも、そこは道の駅のトイレやレストランの入口に隣接したコーナーで、こんな季節に訪れる人は少ないにしても、やはりちょっと目立つ。
 おじさんはぱっちんぱっちんと音を立てながら、北国の夜の片隅で、爪を切り続けているのだった。なぜ、こんなところで爪切りを持っているのだろう、というのも疑問だが、なぜ家に着くまで待てないのだろうか、というのも大疑問であった。いろいろ善意に考えようとしたのだが、結論が見いだせなくて、もう考えるのをやめることにした。うーむ。