道の終わり

　椴法華で一仕事終え、道の駅「なとわ・えさん」に戻り、ソフトクリームを食べる。次なる目的の場所への道順を聞いたのだが、恵山の町に入ると、曲がるべきところをやり過ごしたらしく、行きすぎてしまった。そしたら、ついに道が終ってしまったのだ。
　その先には波に打たれる断崖絶壁。
　函館行きのバスがこちらを向いて止まっている。
　車を方向転換して、戻った。振り返って写真を撮ってゆこう。貴重な道の終わりの風景だものな。

　

　恵山を真下から眺めるのも初めてのことである。いつ噴火してもおかしくない活火山（今はこういう表現はしないことになったのだっけ）である。迫力！

　

　バス停に「七つ岩」という奇妙な地名があったので海のほうを見ると、確かに岩礁が七つばかり海に顔を出していた。白い波が岩を打ち、カモメが沢山舞っていた。