太平洋に沿って
戸井町の朝。船が海に沢山出ている。何を獲っているのかは素人のぼくには不明だ。
雲間から光が射す。神々しさに溢れる朝である。
道の駅なとわ・えさんより、晴れ渡ってきた空と海、活火山である恵山を眺める。たこめしや夫婦が開店の準備に忙しそうであった。こんなところで商売になるのだろうか。
椴法華の坂の途中、福祉センターに入舗装道路の入口、まるで飼い犬のようにポニーが繋がれていた。車を止めても、気にせず草を食んでいた。
砂原より蝦夷駒ヶ岳を見上げる。昨夜も降り積もったであろう雪をまとって冬の荘厳を奏でていた。
札幌に急ぐ道、道央道を走る車上、サイド・ウインドウを下げて、ろくすっぽ見もせずにシャッターだけを切る。デジカメは凄い。しっかりと、太平洋に落ちる太陽の斜光を捉えている。手が傾いてしまっている為に、全体が斜めだけど(修正くらい施せるのだが、自然に……(笑))。