シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

今宵も屋台のカウンターで

 今日は同じ屋台村内でも家庭料理の店へ直行。以前、この店でお見かけしたご老人がいらっしゃっており、彼の方はこちらを忘れているのだが、父と同じように戦争に行った人である。父が亡くなった年齢である84歳に今年到達しており、床屋に出かける帰りにはこの店に一人で立ち寄る。一つ下の奥様が携帯に一時間ごとに電話をよこし、彼の帰宅を気にかける。話の限りではもと教職だったらしい人である(戦地から帰るとすぐに師範学校を出たとおっしゃるので)。いつお迎えが来るのかわからない、とか、老醜の恥を曝して申し訳ないとか、遠慮がちなことを繰り返しながら、でも徐々に話に勢いが出てくれば、酒も進み、帰宅も遅れ、また奥さんからの電話が来るのである。
 なぜかぼくは、同年齢の人々よりは、お年寄りや若者といった、自分と年齢の異なる人たちと話をするのが好きだ。屋台という文化は、こうした欲求にしっかり答えてくれる場所なので、やみつきになってしまう。