シュンの日記なページ

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止まらぬ残響

 週明けは必ず寝不足。毎夜毎夜、遅くなってから本を読み始める癖がついてしまい、本を読む間も眠いので少しも効率がよくないのに、どうしてもさて寝ようかと思う頃に本を開いてしまうのだ。昨夜は、スコット・ウルヴンの短編集を読み終え、さて、何を読み始めようかと思ったときに、ここのところ海外小説ばかりを立て続けに読んでいるせいか、日本人小説家の本がなかなか手に取れなくなってしまう。これは海外小説の方が密度が濃いために、いきなり薄味の国産小説に移れないのだ。もちろん国産小説だってしっかりと文章密度の濃い作品があって、どちらかといえばぼくはそうした本を好みで読んでいるのだが、それでも図書館系の、まあ読んでおくか、買うまでもないのだけれど、といった気配の小説はやはり予想通り、薄味でさっと読めちゃう短い小説が多い。馳星周船戸与一花村萬月となると、作品も長大なのが多いし、文章密度がやたら濃いので、海外小説との交互読みに何ら問題を感じないのであるが、売れっ子作家の早書き作品となると、散文というより韻文を読んでいるのかと、スカスカの印字数に騙された気持ちにすらなってくる。それでも軽く読みたいんだっていうときもあって、こういう本はこういう本で重宝する。海外小説ではロバート・B・パーカーがこの売れっ子作家の早書きスカスカ本なのだが、こういう作家はまた別種の才能を持っており、そこそこ面白く読ませる技術だけは兼ね備えているから、つい騙されて買ったり読んだりしてしまうわけだ。改行なしでだらだらと書いてしまった。あーあ。
 今朝はi-podを忘れて出発してしまったのがひどく痛かった。明日よりまた出張だが、i-podを聴く手段がないのだよねえ、営業用の荷客車という奴は。なので家に帰ってすぐに、Superflyを聴きまくる。『愛と感謝』のサビの部分をライブでは繰り返し繰り返し聴衆と一緒に歌うのだが、これが一日中耳の中で鳴り止まないので、ホンモノを聴いてみたのだが、余計に鳴り止まなくなった。三日間の出張はどうやらi-podなしでもこの残響だけでもちそうだ。