シュンの日記なページ

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船上の一日

crimewave2008-07-27

 朝、四時に起き出し、友人の家を黙って(しかし心の中で深く有難うと呟きながら)立ち去ることになる。
 早朝のさいたま路を、熱気の来ないうちにできるだけ遠くまで走り抜けようとアクセルを踏む。第二産業道路を伊奈に抜け、桶川から鴻巣へはかつて住んだ裏道を潜り抜け、熊谷バイパスから深谷バイパスへ。朝6時きっかりに関越道、高崎ICに。手前の山田うどんで懐かしのパンチセットを食べる。何と、一昨日、菖蒲町農協食堂で食べた内容と同じではないか、と自分に首を振り、苦笑しながら。
 関越道に乗ると、本格的な日照りがやってきて、冷房の効かない愛車は、俄かに戦場の様相を呈してくる。谷川岳の下に穿たれた長いトンネルを潜り抜け、朝、9時、予定通り、新潟港に到着。コンビニで昼飯を仕入れ、乗り込む。
 出航前の船内大浴場は、空いてはいるものの最初のうちは水しか出ない。風呂に浸かり、やがて出始めたお湯で、昨日の体の汚れ、汗、埃そういったものを洗い流し、ようやくさっぱりとして、船室に戻る。二等船室ではなくS寝台という二階のない仕切りべッドだが、他人の汗の匂いは相変わらずである。慣れるしかない。
 未明の出発で疲弊していた体をベッドに横たえ、睡眠と読書を貪る。
 夕陽が沈む頃、南航の船とすれ違う。いつもの年なら、ぼくはあれに乗っていたのである。

 

 夜のディナータイムのみ、レストランで過ごすが、カフェテリア方式は混雑の上、追加メニューを取るためにまた並ぶのもバカらしく、ビールを二杯呑んだ挙句、別のカフェに移動、ミートスパゲティと缶ビールで夕食を完了する。

 

 そしてひたすら読書。睡眠。