札幌の夏である
札幌にとって気温30度は猛暑である。
朝6時起きで、石狩の太平洋クラブへ。三日前月例会に申し込んだら、もう定員に達している上、6人もキャンセル待ちしているので無理だと思いますけど、との回答。でも念のためエントリーしておいてくれと頼んでおいたら、翌日すぐに電話、キャンセルがあったのでどうですか? とのお誘い。もちろんそれに乗ったのだ。
暑いせいか海霧が丘陵に流れ込んでくる。木陰は涼しく、日向は過激に暑い。まるで北アルプスのようだ。内容。ドライバーは完全というに近い復活。きっかけはアドレス。ボールとの距離をある動作により一定したら、あとはどうスイングしようが、まっすぐ距離を出してくれる。しかし、今日は暑気のせいか、パターが駄目。FW、また駄目。一体昨日の練習のあのパーフェクトさは何だったのだ? 一緒に回っている人から、なぜそんなスコアなのかわからない、と言われるのだが、しっかり自覚しているのだよ。
風呂に浸かる。汗を流す。最初の二回一緒に回ってくれたKさんと洗い場で隣り合わせ、どうだった? とチェックされる。なかなか、の結果で話の接ぎ穂ができないぜ。もっと深い話ができるようになりたいものだ。
帰途、海水浴客らしい若者の姿が目立つ。若い娘たちが石狩のひなびたジンギスカン食堂に入ってゆく。ぼくはカレー一家で今回はスープカレーを。腕が汗でびしょ濡れになる。ちなみにぼくは汗かきではない。
家に帰り、窓という窓を開け放し、風を入れ、リビングでカウチに寝転がって本を読む。我が家には冷房設備はない。窓を開けると、幼い頃のように、風が頬をくすぐる。日陰は涼しく、家の中も涼しいのだ。これが札幌。本州にはできることなら、夏には渡りたくない。週末、上京するからこそ、言うのだけれども。