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厳戒の街

crimewave2008-07-04

 北海道内は洞爺湖サミットを直前に控え、厳戒態勢に入っていると言う。確かにここ一ヶ月の後志館内の山の中には警察車輌が配置され、木陰や草葉の影(死人じゃあるまいし)に警官や機動隊員の姿がちやほや見られた。
 今朝方、札幌駅北口前に事務所を構える取引先の営業の訪問を受けた時にも、駅前の警官の数が尋常じゃなく、何だかものものしいという事を言っていた。
 そんな日の午後、道庁と道警に隣り合った某場所を車で訪れる予定を組んでいたぼくは、そういった話に恐れをなしていた。時には、車を止められ、検問にひっかったり、VIPの移動か何かで一時的に局所的に通行止めになることもあるのだと聞いていたから、場所からして、どうかなあ、と思っていた。
 ところが実際には肩透かし。市内中心部への進入を自粛してなのか、何故か、いつもは車でひしめき合う北一条通りも、すいすいと走ることができる。道庁南門へ向っても、なぜか車の数がいつもよりずっと少ないので驚く。すぐ左折し、道警本部前を右折。さすがに本部前にはものものしい機動隊の大型車輌とヘルメット姿の機動隊員の姿が目立つが、道庁敷地に沿って観光客らしい女子供の多さが目立つばかり。
 いつもの木陰のパーキングに車を乗り入れ、料金を支払おうと無人支払機に向うと、何と使用禁止の札が。見回すと、なるほどパーキングエリアには、他に一台の車も駐まっていないのだった。無人の道庁西門前。無人の道路。うーむ、やはり普段とは微妙に違う。
 正面に見える北大植物園。振り返れば、道庁赤レンガ庁舎。札幌のど真ん中と言える場所の不穏。
 少し気持ちが悪いくらいの静寂のなか、ぼくは狭くて入りにくいので普段は回避することの多い地下駐車場へと、やむなく車を乗り入れたのだった。