連休明けの顔
連休明け、出社するいくつかの顔は何となくリニューアルしているように見える。
聞いてみると、熊石に釣りに出かけて(札幌から7時間くらいのドライブの果てに辿り着く鄙びた海辺だ)、強風で大変だったとか、手稲山の山頂にスキーのかっこうで出かけたらゴンドラを降りると雪が全くなかったので、わずかに残雪がへばりついていた北壁を滑った。でも雪を掘り返してみると60cmくらいしか残っていないので、もう季節的限界を感じた、でも大雪の黒岳に行ってまだ滑ってみたいとか……。何だか羨ましい。
彼らが晴れた空から吹き下ろしてくる強風を浴びていた同じ日に、ぼくは家から車で5分くらいのところにある打ちっぱなしに、ようやく這いずるように出かけただけで、あとは連休をほとんど家の屋根の下で春眠暁を覚えずのだらけた生活をしていたのである。
あーあ。