一歩前進後の一歩後退

　第11節 浦和 vs 千葉（埼玉）

　前節あたりから中盤のプレスがきくようになってきたので不思議だなあと思っていたのだが、個人の頑張りが違うせいか。今日は珍しく山田が攻守に活躍していた。細貝はひと頃パスミスのオンパレードだったのだが、今日は、存在感を感じた。イエローをもらわない細貝はいいね。
　しかし今日のどう見ても駄目チームになってしまっている千葉を相手に前半無得点というのはどうだろう。高原、普通の選手以上に持ちすぎるし、そのプレイがエジミウソンとかぶっていて、あまり「らしい」２トップではないように見える。どちらかが違うタイプのフォワードでなくては、この手の組み合わせは成り立たないのではないか。
　途中出場する内館のパフォーマンスだが、今季はどの試合をとっても素晴らしいと思う。スピードも強さも備わっていて、おまけに自信に満ちている感じだ。いつの間にこんなに質の高い選手になってしまったんだろう。
　しかし何と言っても浦和レッズの問題は、ラストに見せた組織サッカーを、前半では全くもって見せられないところだと思う。せっかく神戸戦で最初から飛ばせたのに結果が伴わなかったことが退却に繋がってしまったのか。いずれにせよプロなんだから、サポをもっと興奮させてくれよ。