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手放しで喜べない

crimewave2008-04-26

 J1・第8節 16:00 京都 0-4 浦和 西京極

 土曜出勤。午前中だけ、所要があり、人と待ち合わせ、他の新しい人を訪ねる必要があった。朝の札幌。かしこで桜の花が開いて、春を告げている。梅も。躑躅も。3月から5月が一斉に札幌に押し寄せた、これが札幌のイメージ。
 さらに、久々に一級建築士を訪ね、会社が新しく建てることになるかもしれない建物の図面を広げ、様々な想像を凝らす。
 昼には、ひさしぶりにハーフダイムでローストビーフのランチを食べるが、味付けとしては決め手であるはずの山わさびが、わさびペーストに変わってしまっていたのが、少し残念。
 土曜日の正午ということもあるせいか、女性従業員が少なく、おっちゃんやにいちゃんが、奇妙な妖精たちの扮装やペイントを顔中に施しているのが、とても無理が感じられて居心地が悪かった。それでも、料理を運んできたのは女性で、「ジャンボ!」と奇妙な挨拶を交わし、ローストビーフに被せた蓋を取るときには「じゃじゃーん!」と節をつけて言うスタッフが男性職員でなくて本当によかった、と胸を撫で下ろした。女性スタッフの扮装は写真の通り。ちなみに応対は奇妙であれ、味は忘れ難いほどに美味しい。
 午後、家に戻り、ネット麻雀の大会に参戦する。昨日からちょっと調子が良い。
 夕方、浦和レッズの試合をテレビ参戦。京都サンガナビスコカップの内容などで自信を持っちゃっているせいか、レッズは前半たじたじとなる。一対一の攻防でも負けているが、何よりも随所にビビリ・プレイが見られ、クリアの精度も悪く、フリーランニングは皆無で動き出しもなし。永井だけが孤軍奮闘しているかに見える。闘莉王のボール扱いに精度がなく、疲労の蓄積や苛立ちが感じられる。でも何よりも苛立ちを抱え込まされているのは、間違いなくサポーターだ。
 これだけ内容に優劣があるときは、相手が飛ばしているということであり、それが後半のレッズのゴール・ラッシュに繋がる。京都は田原の一発レッドで少なくなったが、退場以上に、レッズのパフォーマンスが徐々にサンガを上回り始めていることのほうが、勝因だったろう。選手交代の時間も適切であったと思う。
 高原にはレッズ入団は今日からかと思わせる祝砲の二発が生まれたし、闘莉王も自らの2ゴールで気分を良くしたか、重たかった足が得点によって軽くなってゆく。メンタルがすべてなのだ、と思わせるものが強く感じられた。だからこそ、前半で、あれほど相手に気迫で負けていたレッズのビビリ癖が耐えられず、4点差で勝った試合でありながら
手放しで喜ぶという心境に浸ることができない。
 不安感は、試合後も残り、それはすべてのゴールが、キッカー、パサーを含めて、個人技に頼るところが多かったためでもある。本来の組織的流れの中での奪ったら攻撃に転ず、というセオリーが生んだものではなく、個人の飛び出しや個人のドリブル、個人のクロスの精度や個人のジャンプ力などが生み出した偶然の結果にしか見えない、というところに集約する。レッズのサッカーは今もなお、見えていないというべきだろう。ロブソン・ポンテの復帰まではこうした気配が続くのだろう。