函館のタンポポ
ニセコ経由、函館への旅。と言うと素敵だが、仕事のぎっしり詰まった出張だ。途中、たんぽぽを見つけたので、思わずデジカメを構えてしまった。セイヨウタンポポばかりが蔓延る北海道の路肩で、まっとうな、ホンモノのタンポポが風に揺れている。海辺の高台。名もなきパーキングで。
函館の夜は、海のがき大将漁火通り店でヤリイカやミンククジラやアカホヤの刺身をつつき、真ホッケやキンキの開きに舌鼓を打つ。その後、いつものパターンで大門横丁のホルモン番長へ。客がいないので、店主と二人、世間話をしながら真夜中へ向かうゆったりした時間を過ごす。
疲労を、いろいろなもので癒してゆくこの時刻が、ぼくは結構好きなのかもしれない。