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『パンドラ』

crimewave2008-04-17

 WOWOW製作の連続ドラマ『パンドラ』を録画しておいて、平日夜に時間ができたときに見ている。WOWOWは海外ドラマを沢山放映している有料衛星放送だからか、民放のドラマ制作に較べて、意欲を感じさせるものが多い。ドラマWシリーズがまずそうであり、下手な映画よりも出来がいい場合もある。そんな連続ドラマ・シリーズなので期待して観ているのだが、医療ミステリーという分野、画期的な新薬の登場に複数の人物の欲望が絡み合ってゆくというものである。民放と違うのは、編集の丁寧さ、カメラワークを疎かにしていないこと、そして何よりも人気俳優に頼り過ぎないなどであろう。思えば、かつての日テレ・アクション路線は『傷だらけの天使』『探偵物語』などなど、本当に丁寧な仕事をしていた。テレ朝の『必殺』もそうだ。フィルムで作っていた頃の、失敗が即製作コストに繋がってしまうハイリスクな現場スタッフと、取り直しや編集での修正が聞きやすいディジタルビデオ世代の甘やかされた製作環境では、土台取り組む側の心情が違うのだと思う。『パンドラ』は、ディジタル世代ではあるけれど、そうした垂れ流し的な民放のドラマ量産姿勢に対して風穴をあける存在になってくれればいい、と密かに思っている。