微熱週末

　風邪で具合が悪い。東京の会議室で長い時間を過ごしていた時に、喉がいがらっぽく、ちょっと痛みの激しい咳が出始めたので、これはやばい、と思ったのだが、やっぱりやばかった。
　午前の来客の仕事だけ片付けて午後半休をもらおうと思っていたのだが、来客の予定が遅れて午後遅い時間になってしまい、結局発熱を押して一日勤務となってしまった。もちろん今日もゴルフのレッスンに行くわけにはいかない。こんなことで来週の本番は大丈夫なのだろうか。
　昨夜も布団の中でべっとり汗を掻いてしまったが、昔のように一気に40度近い熱を出して一晩でウィルスを撃退するということが、なぜかできなくなり、37度台の体温を維持し、風邪のウイルスは死なないわ、体調は悪く不快だわ、という最悪のレベルで推移するのである。
　飛行機のトイレで鏡を見ると、意外なほどドアップで自分の顔に対面することになるのだが、普段は意識していない白髪がけっこう目立ってきたかな、とちょっと焦った。髪なんて染めたくないなあ、と思うのだが、外見の歳も取りたくない。こんな年齢になって中高生と同じような感覚でいるなんて、若い頃には想像もできなかった。それとも、これはぼくだけの特例なんだろうか？　
　ローレンス・ブロック『殺しのパレード』読了。